関東の鉄道会社を比較

私は、「街」というものが好きなのですが、その「街」の雰囲気を作っている大きな要因である鉄道会社についてちょっと比較してみました。
とはいっても、関東圏在住の私にとっては関東の鉄道しか知らず、かつガリバーであるJRは規模が違いすぎるので、それ以外の関東の私鉄各社について調べてみました。

関東の鉄道会社を比較

さて、関東の鉄道会社のうち、上場しているある程度の規模以上の会社の財務指標をまとめてみました。
なお、非上場である、東京メトロと西武鉄道は今回除きました。
まずは、売上げと利益関係。なお、割合とかを除いて、単位は百万円です。
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続いて、財政状態を。
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数字は四季報から引っ張ってきただけなのですが、一応年度は2010年3月期のものです。
やはりというかなんというか、売上げ、資産規模ともに東急が一番なんですね。
自分の中で、東急は関東の私鉄の中でもオシャレ度抜群のイメージはあったのですけどね。
あと、ついでに効率性とかを。
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鉄道会社の事業内容

鉄道会社の事業内容は、主なものを大きく分けると、

①鉄道・バス・タクシーなどの交通事業。本業ですね。
②不動産事業。路線の駅などに建てたビルを誰かに貸すんですね。
③流通・リテール事業。スーパーとか百貨店とか。
④レジャー・ホテル。ホテル持ったり、旅行代理店とか。

となっています。
この事業内容の割合と、鉄道の営業距離で各社を見てみました。
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なお、事業内容割合は、各社の売上げに対する各事業分野の割合で、カッコは各部門の売上高営業利益率を表しています。
各社ともに売上高では、小売部門の流通・リテール事業が本業の鉄道事業や不動産事業を超えているのですが、それらは利益をあまり生み出さないので、利益に対する寄与度は小さいです。

沿線の街ブランドを上げる

鉄道会社の利益に対する寄与度は、本業である鉄道事業と不動産事業が主なものですが、それらは鉄道自体の利用者がいないと成り立たないのです。
しかしながら、これからの日本は人口減との戦いは常に強いられるのでありまして、いくら東京近郊の鉄道と言えども、人を呼び込むことが必要なのです。
そのために、各鉄道会社は、人を呼び込める商業施設や、住宅地の周りに自社のスーパーを配置するなどして、人が住みやすくするようにして、街のブランドを上げる必要があるのです。
例えば、東急による渋谷の再開発とか、東武や京成による、東京スカイツリーの出来る押上周辺の開発とか、自社の持っているいる資源を有効に使って街としてのブランドを大きく上げる必要があるのです。
また、この戦略は同じく鉄道会社であるJRにも言え、JRも中央線の各駅に駅ナカを造ったりとこの頃本気を出してきています。
各路線の魅力は、その路線ごとに異なっていると思うので、それぞれの路線に合った魅力を見つけ出して、どのような街づくりをしていくか楽しみです。