日本を脱出し海外へ

日本の消費者の価値の変化や、消費力の低下、少子高齢化はどんどんと進んで日本の市場のパイは縮小しています。そんな消費者を日々相手としている小売業やサービス業にとってみたら新たな生き方へとシフトする必要があるのです。その一つが消費者の情報を活かしてサービスに変えるというのがあるのでしょうけど、今回は市場を海外に移すということについて見たいと思います。製造業は元々海外売上が多いですが、小売業に関しても徐々に海外モードへとシフトしていっている感じです。

小売もサービスも市場は海外へ

まあ元々、小売業も海外へと流れていくんだろうな感はあったのですが、より体感出来そうなニュースがこれでした。
楽天:社内公用語を英語に 1~3月期は過去最高益 【毎日.jp】
ユニクロ:世界で出店加速、独など、新規の9割海外に、新卒の半数、外国人採用。【日本経済新聞】
その会社の海外売上割合とかが増加してもそれ程実感は無いのですが、働いている人が否応にも海外を意識しないといけないよう状況を想像するとやはり小売業も国際化の流れなんだと実感させられます。
楽天の三木谷社長の人生録とかを読んでいると、興銀時代にハーバードに留学するために毎朝早めに出社して英語の勉強をしていたらしいですが、それを社内全体でやっている感じですかね?
ちなみに、twitter見ていると、今は中国語も勉強しているみたいですね。
で、早速、直近に発表された決算短信より楽天とユニクロの国際化の状況などを見てみました。
楽天:平成22年12月期 第1四半期決算短信
ファーストリテイリング:平成22年8月期 第2四半期決算短信
あと、小売業の販売額の推移をみるために、統計局のデータも参考にしました。
まず、統計局のデータを見てみると、日本の小売業の販売高は平成9年(1997年)前後を頂点にして徐々に減ってきています。
CDの売上枚数もその頃がピークだったりすると共に、楽天やライブドア(オンザエッジ時代)の創業もこの年なので、その頃を境として、物質文化から情報文化への時代がシフトしていったんじゃないかなと考えてしまいました。
話を元に戻してみて、直近の各企業の所在地別のセグメント情報を見てみます。
楽天はまだ海外売上高が10%以下で比率は低いのでセグメント情報には載ってきません。
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一方、ユニクロを運営するファーストリテイリングを売上高で見てみるとこんな感じでした。

日本  399,874(84.9%)
欧州  29,598(6.2%) 
その他 42,769(9.0%)
計   470,970
ちなみに前年同期の数値が、
日本  322,839(90.2%)
欧州  20,389(5.7%)
その他 14,576(4.0%)
計   357,805

となっているので、ファーストリテイリングの方は着々と海外へと道を作っているようです。
ちなみにこのセグメントにおいて、その他の中に中国、韓国、シンガポールなどのアジア各国での売上高が入っているので、アジア地域での売上高がずんずん増えていることが分かってきます。

海外の習慣はやはり未知です

海外に小売業やサービス業が進出する場合、その地域の消費者と直対面するため、文化や習慣の違いがモロ出てくるので、どれだけその地域の状況に自社のサービスを持ち込めるかにかかっていると思うので大変そうですね。
ユニクロだと、WEB上での販売も多いと思いますが、イギリス版韓国版などそれぞれの国のトップページを見てみても面白いかもしれません。
韓国版のブラトップには日本と同じく山田優が出てるけど、イギリスにはやはりブラトップ自体あまり出てませんね。やはりヨーロッパ女性だと普通のタンクトップをノーブラで着るんですかね?
今、上海万博が開催されていますが、そこに出店している吉野家はなまるうどんなども、日本とは違う、現地に合わせたメニューや販売方法をしているみたいですね。
日本の消費者の目線は世界でも最も厳しいものだと思っているので、それに鍛えられた日本の小売業やサービス業は世界の中でも通用するようなレベルだと思います。
今までの日本は、自動車や電気製品などのハードを売ってきましたが、サービスなどのソフト的なものもどんどん輸出するような時代になってくると良いですね。

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