TSUTAYAのレンタル業離れ

CDが売れてなくて著作権団体の違法ダウンロードへの文句が激しいらしいですが、そのCDのレンタル業を主な収益源としているTSUTAYAの業績への影響も大きいらしいです。


TSUTAYAを運営するCCC(カルチュア・コンビニ。クラブ)の22年度決算発表が先日あったのですが、そんな市場縮小の波が著しいCD関連事業から、徐々にその他の事業への割合が大きくなってきてます。
CCC22年度決算短信

CD・DVDはレンタルも販売も縮小傾向

TSUTAYAにおいて、直営もFCも含めた総末端売上の前年比で見てみると、レンタルが99%、販売が81%となっている。レンタルはまだ良いにしても、販売は大きく下がっています。
なお、Web上のTSUTAYAオンラインでの販売や宅配レンタルは会員サービス事業として別のセグメントとなっています。
セグメント情報で見てみるとTSUTAYAの直営事業は営業利益が赤字だし、減損損失も計上してたりと良くない状況です。
やはり、itunesDMMとかダウンロードが主流となってきている中、わざわざ店に借りに行き、返しに行くのは面倒ですしね。
音楽とかに一番ハマるのって中学から高校ぐらいかなと思うんだけど、今のその年代の子達って、音楽とか聞く時はやはりダウンロードが中心なんですかね?
僕がその年代の頃はCDとMDが中心だったので、毎週のように近くのレンタル屋さんに行って好きなアーティストのCDを借りていました。CDの売上にしてもミリオンヒット(100万枚)とか普通にあったりしてたのですがね、、。
年代によるライフスタイルの変化ってよく言われることなのですが、普通に仕事や生活をしていてもなかなか気づかないと思うのですが、こんな所から価値観の違いとかって生じてくるような気がします。
あと、ライフスタイルとは違いますが、カラオケに行くと年代の違いがジワッと出てきますよね。
ちなみに、昨年のCDシングルランキングです。
1位が嵐の65万枚です。
よくCD不況と言われますが、これは不況とかじゃなくて、CDという製品がそろそろ市場から退場しかけてるんですね。

TSUTAYAは自社の強みの活用へ

なんかCDの話になってしまいましたが、TSUTAYAの話ですが、今期の決算で伸びしろが大きいセグメントがアライアンス・コンサルティング事業です。
これは、Tポイントカードの関連事業で、提携先からのシステム使用料が中心らしいですが、これからデータ分析に基づくPOS分析やクーポン発行などのコンサルティング事業も増やしていくらしいです。
現在の日本の消費者って、ものすごくわがままになっていて、消費志向もものすごく細分化されているので、小売側にしてみたら消費者の気持ちが分からなくなってきていると思うのですよ。
で、なんとかして消費者の気持ちを知りたいのでポイントカードとかを発行して顧客情報をデータベース化するのですが、そうするとこちら側としては財布がカードだらけになるし、どのカードを出すのか分からなくなって面倒なんですよ。
だからこそ一枚あれば色々なお店で利用出来て、しかもポイントが付くというTポイントカードは便利で、消費者にとって利便性があります。
提携先にとってみても、カードを媒介とした売上向上の他にその顧客情報を元に個々人に対する販売促進とか、能動的な電子クーポンの発行とかまで出来るようになるといった利点もあります。
そんなわけで、ポイントカードのショバ争いは各社間で激しくなっていくと思うのですが、TSUTAYAはリアル店舗の保有が短所となっていく中で、その会員数を活かして早々と新たな事業展開へと広げていってますね。
ライバルとしては、楽天ポイントとかローソンポイントとか、電子マネー各社やクレジットカード各社ですね。
モノの時代から情報の時代への流れの中で、対消費者企業もその性格が変わりつつあり、その中でTSUTAYAの事業展開はどんな企業が生き残るかのヒントになるような気がします。

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